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アメリカ、拡大EUに続く大極として世界から注目される東アジアには、急成長する中国に対する期待と脅威が存在する。13億人の生活を支える中国経済がオリンピック後も安定した成長を続けることが出来るかどうかは、中国のみならず、日本を含む近隣諸国、そして国際社会にとっても死活問題である。エネルギー権益や基幹食糧の確保になりふり構わず突き進む新興アジアの牽引車は、また地域最大の不安定要素でもある。厳しさを増す諸環境の中で、わが国が東アジア諸国の期待にこたえられるのは、世界第二位の強い経済力による支援と安定した金融システムの構築だと思う。わが国の経済力の柱である、高い科学技術力と匠の技を活かせる地域経済の構築を進めるため、政府開発援助の供与を特にソフト面での支援に集中して戦略的に進めるべきだ。
一方、平和で安定した東アジア地域の構築に対し、日米同盟の意義は大きい。日本は安保条約を柱とする日米関係をさらに強化発展させ、東アジアとアメリカの橋渡し役として、安全保障調整能力を発揮すべきである。日米の信頼関係をベースに東アジアにおける経済連携システム作りにイニシアチブを発揮してゆくことこそ今日本が進めるべき外交である。
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